人の目線に合わせて空間デザインしよう
空間デザインにおけるディスプレイは非常に重要です。というのも、空間デザインは、人の目線や快適性に主眼を置いてデザインされるからです。

人の目線に合わせて行われる空間デザインとはどのようなものでしょうか?

見てしまう心理

人が見る範囲は限られています。隅々までくまなく観察しようと意識している時はいざ知らず、そうでなければ自分の目線の高さを見るのが普通です。

つまりは、そこに焦点を合わせてデザインのハイライトを持ってくると、自ずと気付けるようになるため、注目されやすい空間デザインに仕上げられます。近年では視線を動かす空間・インテリアデザインに人気があり、空間を広く躍動的に見せる効果も期待できます。

この視線の誘導には幾つか心理的なテクニックがあり、それらの視線誘導を活用することで、見てほしいところに視線を集めることが可能です。

視線を誘導する

例えばポスターやオブジェに「目」を持つ人や動物のデザインを採用することで、その先にあるものに目を向けるよう、無意識のうちに誘導も可能です。これは「社会的証明の原理」と呼ばれており、人の行動に基づいて自分の決定が幾らか左右されてしまう原理です。

人が横を見ているポスターがあればついその視線の先を追ってしまいがちで、動物のオブジェやポスターがあれば、その目線の先を想像してしまうといった具合です。人の目線をコントロールすることも重要です。

高い位置に目が向けば、その空間を高いと認識しがちです。空間デザイン、特にインテリアに関しては主に床や自然と見える範囲に注意が向きがちなので、壁の高いところにアイテムを持ってくることで部屋の臨場感を増す効果が期待できます。

これを駆使すると、インテリアで思うように人の目線を誘導したり、商業施設で人の注目度をさらに集めるといった応用が可能です。

色と形の持つ力

さらには色や配置でアクセントをつけることも有効です。特に色にはそれぞれのイメージがあり、多くの人は無意識のうちにそのイメージで見るようになります。

例えば、黒は高級感、強さなどの象徴として、白は清潔感や空間の広さを連想させ、紫は品の良さ、神秘的などの想像を膨らませます。この効果を利用することで、見えるものから考えることもデザインできるという訳です。

あるいは、ほんの少し角度を付ける、サイズを変えるなどの通常と違った配置で注意を引くこともできます。

まとめ

人の目線を考えてデザインすることは恐らく永遠のテーマでしょう。見ることからくる情報量の多さはやはり非常に重要です。