寝室で眠りやすくなる空間デザイン
寝室を快適にデザインするのも空間デザインの仕事の一つです。単に寝られればいいという人も少なくありませんが、寝室を注意深くデザインすることで驚くほど快適な空間に仕上がります

寝室における空間デザインの役割を見ていきましょう。

安心できる空間

寝室は安心できる空間であることが必要です。心理的に、人は安心できない環境ではよく眠れず、睡眠の質も悪くなってしまいます。安心できる環境とは、人目にさらされたり光や音の刺激が少ない環境です。

こういった要素を減らし、何も気にせずに睡眠に集中できるようにすることが寝室の役割です。そのため、解放感よりも、ある程度の閉塞感を持たせた方が快適だと感じる方が多いでしょう。

あまりに広い寝室は、かえって落ち着いて寝れないものだからです。それでは寝室にはどのようなデザインを持たせればいいのでしょうか?

照明は非常に大切

照明について考えてみましょう。一般的にホテルなどの寝室が眠りやすく、逆に勉強や仕事に向かないのはなぜでしょうか?それは照明が柔らかく温かい色味の光を出しているからです。

ホテルのベッド周りには、基本的に白い光はありません。それは蛍光灯の白さが頭を活性化してしまうために、睡眠のためのスペースには黄色く光度の弱いものが備えつけられます。これを参考にし、自宅の寝室にも白熱灯か電球色の照明を置きましょう。

そして天井から一灯で照らすより、床置きタイプのライトスタンドやテーブルライトがよりリラックスを与えます。寝るとあお向けになるのに天井からの照明では顔を照らしてしまい、これも睡眠を妨げる要因となります。床に置くもの、あるいは床下照明などで光が顔を照らさないものが最適です。

窓を考える

窓の機能や状態も、寝室のイメージや機能を大きく左右します。光は睡眠に大きく関わっています。太陽の光は体を目覚めさせ頭や内臓を起こすのに良いのですが、日の出と共に起きる生活をしているのでなければ日光が睡眠を妨げてしまうことになります。

窓から入る光や熱をコントロールすることは、快適な寝室に欠かせない条件です。カーテンをきちんとつけること、遮光性のものであること、しかし空気の入れ替えに効果的で新鮮な空気が入ってくる窓であることなどが必要です。

東側の部屋の場合、強力な朝日を遮光できるようなカーテンがふさわしいでしょう。

まとめ

寝室が快適になれば睡眠の質が向上し、それは生活の質や健康状態さえも向上させます。大切な眠りのために、まずは寝室の状態を見直してみましょう